Better your earth.

マングローブ林 再生プロジェクト

消えゆくマングローブ林を守る取り組み

タイは熱帯地域に位置しており、年間を通じて気温が高い国です。自然環境も、その気候に適した進化を遂げており、中でも特徴的なもののひとつが沿岸部に広がるマングローブ林。そこは小魚、カニ、貝、エビの宝庫であり、豊かな生態系を育む重要な森林ですが、近年、開発による急速な減少で、生物多様性が脅かされています。
ブラザーコマーシャル(タイランド)Ltd.は、環境スローガン「Brother Earth(ブラザーアース)」のもと、従業員も参加して、地域社会と共に森林を再生することで生物多様性を回復し、育てる活動に持続的に取り組んでいます。

関連するSDGs

マングローブ林再生プロジェクト | タイ

豊かな生態系を育むタイのマングローブ林は、塩田開発やエビ養殖の影響によって急速に減少しました。1961年から1996年の間に半分以上の約56%が失われたと言われています。マングローブ林が失われていくことは生態系の危機であると同時に、津波などの影響を受ける海岸部の住人の安全も脅かすことにつながります。こうした状況を少しでも緩和するために、ブラザーコマ―シャル(タイランド)は、2009年からマングローブ林の再生支援を開始しました。 活動内容は、苗木を買うための寄付、苗木を波から守る防壁の設置、苗木の植樹など、多岐にわたり再生支援を行っています。2014年の植樹では、この国における環境活動への意識向上に少しでも役に立ちたいという思いから、従業員やその家族だけでなく、取引先やSNSを通じて募集した方々にも参加していただきました。 タイのマングローブ林が本来の姿に回復するまでには、まだまだ長い時間が必要ですが、ブラザーはこのプロジェクトを支援し続けることによって、ブラザーの環境保全に対する意識がタイの社会に広まっていくことを願っています。

タイ マングローブ林再生プロジェクト

SDGs POINT

SDGs目標6「安全な水とトイレをみんなに」には、安全な水資源の確保をめざす“山地、森林、湿地、河川、帯水層、湖沼を含めて、水系生態系の保護・回復を行う”ターゲットがあります(6.6)。また、SDGs目標15「陸の豊かさも守ろう」には、陸域生態系の保護や回復をめざす“あらゆる種類の森林の活用と保全を両立させ、森林減少を止め、劣化した森林を回復させ、世界全体で新規植林と再植林を大幅に増やす”ターゲット(15.2)があります。ブラザーは、タイでのマングローブ再生プロジェクトを通して、豊かな環境と生態系を守り、未来につなげるための継続的な活動に取り組んでいます。

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この取り組みの
SDGsを知ろう

「すぐわかるSDGs」では、SDGsの17の目標をイラスト付きで分かりやすく解説しています。気になるゴールを押すと、目標の解説を1分程度で読むことができます。この記事に登場したSDGsを見てみましょう。

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