Better your earth.

パートナーシップで、熱帯雨林を保全する

熱帯雨林の重要な生物種を保護し、そのコミュニティを支援

地球表面の陸地のわずか6%にすぎない熱帯雨林には、全生物種の半数が生息するといわれています。豊かな生態系を支えるその熱帯雨林が、大規模な農地開発、違法伐採、山火事など、さまざまな原因によって急激に失われつつあります。
こうした状況を改善するため、ブラザーインターナショナル(ヨーロッパ)はグループの環境スローガン「Brother Earth(ブラザーアース)」のもと、英国のNGO「クールアース」とパートナーシップを結び、熱帯雨林の森林破壊や気候変動への影響を食い止めるための活動を行っています。

関連するSDGs

熱帯雨林の保全によるCO2の固定化と生物多様性の保護 | ペルー・パプアニューギニア

ブラザーインターナショナル(ヨーロッパ)は、アマゾン川流域の環境保護活動を推進する「クールアース」とパートナーシップを結び、熱帯雨林の保全によって、その地域に生息する多くの絶滅危惧種を保護するとともに、CO2を土壌に固定化することにより、気候変動対策に貢献しています。12年以上にわたるクールアースとのパートナーシップのもと、ペルーとパプアニューギニアで、7万ヘクタール以上の熱帯雨林、2,700万本以上の樹木、3,700万トン以上の炭素貯蔵量を管理する7つのコミュニティの支援を行ってきました。

洪水リスクの軽減 | ペルー

ペルーでは洪水が引き続き大きなリスクとなっており、地域社会に壊滅的なダメージを与えています。ブラザーインターナショナル(ヨーロッパ)はクールアースのパートナーシップによって、2,960人以上の人々に緊急用の道具と、洪水被害者のための資金を提供しました。このプロジェクトには、洪水リスクの高いパリジャロ村の移転も含まれています。

コミュニティの支援 |パプアニューギニア

ブラザーインターナショナル(ヨーロッパ)は欧州販売拠点20社とともに、トナーやインクカートリッジなどの消耗品を回収し、熱帯雨林の保護を望む地域社会に資金を提供する「Cool Earth Eco-Rewards initiative」を推進しています。このプロジェクトでは、熱帯雨林のコミュニティと協力して、人々の健康状態や教育を改善し、スキルを身につけて生計を立てられるように支援しています。保健施設の充実、井戸や浄水器への投資、カカオやコーヒーの収穫量向上による収入の増加、家庭用ミシンの寄贈による能力支援、子供たちへの奨学金の支給などを通じ、短期的な収入のために熱帯雨林の土地を伐採会社に売ることなく、農業やその他のビジネスで持続的に収入を得ることができる強いコミュニティの形成を目指しています。

SDGs POINT

SDGs目標15「陸の豊かさも守ろう」には、陸域生態系の保護や回復をめざす“森林減少の阻止と劣化した森林回復”というターゲット(15.2)があり、SDGs目標6「安全な水とトイレをみんなに」には、安全な水資源の確保をめざす“山地、森林、湿地、河川など水に関連する生態系の保護・回復”というターゲット(6.6)があります。さらにSDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」には、人間の居住地を安全、強靭、かつ持続可能にする“水関連災害などの災害による死者や被災者数を大幅に削減する”というターゲット(11.5)があります。ブラザーは、熱帯雨林を保全し、美しい地球と生き物すべてに欠かせない環境を次世代に引き継ぎながら、地域住民の生活環境の改善をサポートすることで、持続可能な社会の実現を支援しています。

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「すぐわかるSDGs」では、SDGsの17の目標をイラスト付きで分かりやすく解説しています。気になるゴールを押すと、目標の解説を1分程度で読むことができます。この記事に登場したSDGsを見てみましょう。

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