2025.01.21

スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社 企画部 大島 優さんのSDGs

NAGOYA CINEMA Week 2024

2025.01.21

今年も伏見ミリオン座や矢場町のセンチュリーシネマをはじめとする名古屋市内の各所で、「NAGOYA CINEMA Week 2024」が開催されます。(2024年11月3日(日)~9日(土))
映画を通してSDGsを知り、楽しみ、学ぶ一週間。このイベントを主催するスターキャット・ケーブルネットワーク株式会社 企画部の大島 優さんにお話をうかがいました。(イベントは終了しています)

今年で4年目 プログラムも増え会場も拡大

今年で4年目の開催となります。来てくださる方も毎年増えて、一昨年は2300人でしたが、昨年は3500人。回数を重ねて浸透してきた実感があります。
今年は映画作品の上映は23本で、全体のプログラムとしては30本。こちらも毎年増えています。名古屋市がSDGs未来都市として、「誰一人取り残さない持続可能なまちづくり」を目指すということで、私たちも映画を通じて多様性を学ぶきっかけにしてほしいと考えています。
メイン会場は、伏見ミリオン座と矢場町のセンチュリーシネマと星ヶ丘。そして、今年からは名古屋駅のミッドランドスクエアシネマも加わります。より多くのお客様に足を運んでいただきたいと思います。

名古屋初公開・日本初公開の作品が続々

大島 優さん(写真右)

名古屋初公開の作品は、『ネネ エトワールに憧れて』(2022年/フランス)。人種差別や才能への嫉妬に苦悩しながらもパリ・オペラ座の最高位「エトワール」を目指す黒人の少女の奮闘を描いたドラマです。そして、『私たちのストライキ』(2024年/フランス)。フランスの最高級ホテルの客室係として働く女性たちが自分たちの待遇改善のために立ち上がる、働く人なら誰もが共感できる社会派のコメディです。
そんな中、イチオシなのが、マッツ・ミケルセン主演の新作『The Promised Land(愛を耕す人)』。実は、スターキャットが海外買い付けを行ったジャパンプレミア作品で、実話をもとにした歴史ドラマ。デンマークというと、おしゃれな北欧デザインの洗練されたイメージを持っていらっしゃる方も多いと思いますが、「デンマークにこんな歴史があったんだ!」と認識を新たにされると思います。今回の映画祭のオープニング作品で、字幕翻訳者の戸田 奈津子さんをゲストにお迎えします。

映画館でしかできない体験を

私が個人的に楽しみにしているのが、『14歳の栞』(2021年/日本)という作品です。とある中学校の2年6組に在籍する、生徒35人全員に密着したドキュメンタリーで、リアルな中学生が描かれていると、とても話題になりました。権利関係などの問題で、DVD化もネット配信もされていないので、ぜひ見てみたいと思っていました。映画館でしか見られない作品、という意味でもオススメです。
また、『グッド・ウィル・ハンティング』(1997年/アメリカ)や、小津 安二郎監督の『東京物語』(1953年)、黒澤 明監督の『乱』(1985年)など、世代を超えて触れていただきたい過去の名作も上映します。こうした作品は配信などでも楽しめますが、ぜひ大きなスクリーンで体験していただきたいです。
また、映画上映のほかにも、映画の中でのグルメを味わう食のイベントや、星ヶ丘テラス一帯でマルシェを開催したり、豪華ゲストをお招きしてトークショーなども行います。映画を通して、世代や国、時空も超えて、さまざまな体験をしていただきたいと思います。

※「NAGOYA CINEMA Week 2024」は終了しています。

取材先

スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社 企画部 大島 優さん

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この取り組みのSDGsを知ろう

「すぐわかるSDGs」では、SDGsの17の目標をイラスト付きで分かりやすく解説しています。気になるゴールを押すと、目標の解説を1分程度で読むことができます。この記事に登場したSDGsを見てみましょう。

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