2025.08.20

防災ママかきつばた 代表 高木 香津恵さんのSDGs

旅の準備は防災も忘れずに

2025.08.20

いよいよGWに突入。旅行の計画を立てている方も多いんじゃないでしょうか。
でもそんな旅先で、もし災害に巻き込まれたら? 不慣れな場所だからこそ、万が一に備えておきたいですよね。
旅行前にチェックしておきたい防災のポイントや持っていくと便利なものについて、西三河と名古屋を中心に家族や親子に防災情報を発信している、防災ママかきつばたの代表 高木 香津恵さんにお話をうかがいました。

※2025年2月3日の放送で、防災ママかきつばたの活動を取り上げています。詳しくはこちら

旅行の前にチェックしておきたい旅先のリスク

出かける前に、まずやっていただきたいのが、旅行先のハザードマップをチェックして、その地域のリスクを確認しておくということ。

オススメなのが、国立研究開発法人防災科学技術研究所(防災科研)の「地震10秒診断」というWebサイト。旅先の住所を入力していただくと、10秒でその地域の地震の危険性やライフラインがどれくらい使えなくなるのかといったことがわかるものです。

他にも国土地理院の「重ねるハザードマップ」。こちらは地震のほかに、津波や洪水、高潮といった水害など、ほかの災害の危険性についても調べることができます。

旅先でまずこれだけはチェック

防災ポーチの中身

前回(2025年2月3日放送)もお伝えしましたが、「防災ポーチ」もぜひ旅先に持っていっていただきたいですね。特に「携帯トイレ」は備えておくのをオススメします。災害時はもちろんですが、車の渋滞に巻き込まれたときにも活躍します。普段持ち歩く防災ポーチの中身より、旅先用には少し多めに備えておくと安心につながります。
また先ほど紹介したハザードマップなどで調べた、地域にあわせた防災グッズを持っていくとよいです。例えば、火山が心配な地域なら防じんマスクやゴーグルなどですね。
ホテルや旅館に泊まる場合は、「非常口」の確認だけは真っ先にしておいていただきたいです。また、お部屋に置いてある「災害時の対応マニュアル」のチェックもぜひしてください。部屋にヘルメットが置いてある宿もありました。宿泊施設によって特色はあると思いますが、非常口と防災マニュアルだけは面倒がらずにぜひ確認してください。

旅行中に留守宅に準備しておきたいこと

高木 香津恵さん

旅行に出かけるときに、全部のブレーカーをオフにする方は少ないと思いますが、阪神淡路大震災や能登半島地震の時も、地震のあとの「通電火災」(停電後に電気が復旧した時に起こる火災)が発生しています。これを防止するための「感震ブレーカー」はオススメです。ブレーカーに取り付けておき、地震のゆれを感じるとブレーカーを落とすというものです。ただし、家にいるときでもすぐブレーカーを落とすタイプのものだと、揺れの中で真っ暗な停電になってしまうので、要注意です。数分後に明かりの電気を落とすものや、停電対策の非常灯などとあわせて使うことをオススメします。
また、防犯対策グッズは災害対策を兼ねるものも多いです。窓ガラスに貼る防犯フィルムなどはまさにそれで、地震などの際にガラスの飛散を防いでくれます。こうしたものも日ごろから備えておくのもよいと思います。

取材先

防災ママかきつばた 代表 高木 香津恵さん

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この取り組みのSDGsを知ろう

「すぐわかるSDGs」では、SDGsの17の目標をイラスト付きで分かりやすく解説しています。気になるゴールを押すと、目標の解説を1分程度で読むことができます。この記事に登場したSDGsを見てみましょう。

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