オーストラリアでは2019年9月から大規模な森林火災が相次いでおり、現在(2020年1月時点)も火の勢いは収まっていません。森林や農地が消失するなど広範囲にわたって被害が確認され、コアラをはじめとした多くの動物たちが犠牲となっています。原因は特定されていませんが、地球温暖化による気候変動も原因の1つと考えられています。
ブラザー工業は、日本に初めてコアラがやってきた1984年に、東山動植物園にコアラ舎を寄贈して以来、継続して東山動植物園のコアラを支援してきました。今回の森林火災により、コアラをはじめ多くの動物たちが危機にひんしている状況をふまえ、「私たちに何かできることはないか」と考えていました。
そうした中で、東山動植物園で「野生コアラ救済支援金」を募っていることを知り、2月2日に寄付を行いました。「野生コアラ救済支援金」は、東山動植物園の姉妹動物園であるオーストラリアのタロンガ動物園に納入され、コアラをはじめ被災した野生動物の治療やリハビリの費用に使用されます。
また、来園者へ向けた募金活動にもブラザー従業員が参加し、募金いただいた方に「日めくり絶滅危惧種ステッカー」を配布しました。天候にも恵まれ、大変多くの方にご協力いただきました。この支援金により、1頭でも多くの動物たちが救われるよう願っています。
「野生コアラ救済支援金」について
受付期間:2020年1月24日(金)~3月31日(火)
募金箱の設置場所:名古屋市東山動植物園 動物会館(カウンター)
詳細は、Webサイトをご覧ください。
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