2022.10. 8

アジアゾウの赤ちゃんの命名に協力しました

2022年6月26日、名古屋市の東山動植物園で飼育されているアジアゾウのアヌラとコサラの間に、第2仔となるメスの赤ちゃんが産まれました。同園のオフィシャル広報パートナーであるブラザーは、愛称募集から命名式まで協力しました。

赤ちゃんゾウの愛称候補が、全国からたくさん集まりました

地球のいのちに出会う森

愛称募集のコンテンツ(現在は命名発表に更新)

ブラザーは、オフィシャル広報パートナー特設WEBサイト地球のいのちに出会う森(外部)に愛称募集ページを設置し、7月28日から8月21日まで募集を行ったところ、全国からの応募総数は8,337件にもなりました。

その後、同園スタッフによって、WEBサイトで集まった愛称と、飼育係員が考えた愛称の中から5つの最終候補が選ばれました。


最終候補 うらら ・ひまわり・ゆり・おぐら・ナウラ

来園者の投票で、名前が決まりました

アジアゾウ愛称投票用紙

ブラザーが提供したビンゴタイプの投票用紙

9月10日から9月25日まで、同園は来園者による愛称投票を実施。5つの最終候補から赤ちゃんゾウにふさわしい愛称を1つ選んでもらい、ブラザーが提供した投票用紙で投票いただきました。
投票総数は20,445票!
どれも素敵な愛称でしたが、その中で、得票数が一番多かったものが赤ちゃんゾウの名前として決定されました。

命名式を開催しました

10月8日、ブラザーと東山動植物園は、同園にてアジアゾウの赤ちゃんの命名式を開催しました。
天候にも恵まれた3連休の初日、開園と同時に会場には赤ちゃんの名前を心待ちにする来園者が続々と集まり始め、命名式が始まるころには会場がいっぱいに。赤ちゃんゾウの名前が「うらら」と発表されると、多くの拍手と歓声が上がりました。

命名式

命名式 左:東山動植物園 右:ブラザー工業

多くの来園者でにぎわう命名式会場

うらら

たくさんの人たちが考え、選んだ名前の「うらら」には、「優しく暖かい太陽の光のように、明るく朗らかに育ってほしい」という願いと、母のアヌ、父のコサ、姉のさくと同じように、名前の末尾に「」が付いていることから「うららを通じて、家族の絆や、命のつながりの大切さを感じてほしい」などの思いも込められているそうです。

ブラザーはうらら命名の記念品として、来場者限定の特別紙とクリアファイルを制作。式典後、約800セットを来園者にお配りしました。
お気に入りの動物が描かれているクリアファイルをもらって喜んでいる来園者や、特別紙をその場で読み始める来園者たちから「東山の動植物たちがたくさんあって素敵」、「今日の記念に大切にします」などのコメントをいただきました。

記念品のクリアファイルと特別紙

特別紙を読む来園者たち

運動場に出てきたうららは、元気に走りまわったり、水浴びしたり、泥んこになったりと、とても楽しそうに過ごしていました。また、お母さんやお姉さんにじゃれつく可愛らしい姿も見られ、来園者を楽しませてくれました。
うららの健やかな成長が、とても楽しみです。

オフィシャル広報パートナーとして

ブラザーは、絶滅危惧種に指定されているアジアゾウの出産から命名までの一連の協力に加え、「種の保存」の重要性をより多くの人に知っていただくため、うららが誕生するまでのドキュメンタリー動画「いのちをつなぐ。みらいを想う。」を2パターン制作しました。動画では、次世代へ命をつなぐために動植物園が果たしている役割や、アジアゾウを含む多くの動物が絶滅の危機にひんしている状況と、その一因が人間の活動であることを紹介しています。

また、SDGs STORYサイトではスペシャルコンテンツ「動植物園とSDGs」に、動物園長、動物園副園長などアヌラの出産に関わった動物園スタッフのインタビュー記事も公開しています。動画と併せてこちらもご覧ください。
私たちブラザーは、東山動植物園のオフィシャル広報パートナーとして、未来の地球と動植物たちを守るために行動できる人をひとりでも多く生み出すため、これからも同園が推進している「種の保存」や「環境教育」についての広報活動に協力し、周知と理解を高める支援を行っていきます。

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