ブラザーは、生物多様性に富んだ豊かな森林づくりへの継続的な貢献を目指し、2008年に岐阜県および郡上市と締結した「ブラザーの森 郡上」に関する協定を10年延長しました。
ブラザーは、2008年に岐阜県および郡上市とともに、郡上市白鳥町、美並町、八幡町のスキー場跡地など計3カ所のエリアを対象に森林の復元や保全を目指す協定を締結し、「ブラザーの森 郡上」として従業員とその家族が参加する環境保全活動を続けてきました。さらに2014年からは名古屋大学大学院環境学研究科の支援を受け、産・官・学の三位一体の活動としてより学術的な活動へと発展させてきました。その活動の結果、白鳥町では固有種であるギフチョウをはじめとした希少種の生息が確認されるようになり、森林全体の生態系の回復という成果へとつながっています。
2月20日、郡上市総合文化センターにて行われた締結式では、今回の締結を記念して郡上市のヒノキ木材で作成された、生きた森林づくり協定のシンボルとなるモニュメントが披露され、出席者や報道関係者には「ブラザーの森 郡上」の取り組みを紹介したパンフレットや絶滅危惧種をモチーフにしたトートバッグが配布されました。
ブラザーは、「ブラザーグループ 環境ビジョン2050」の中で、生物多様性保全を重要課題の一つとしており、「ブラザーの森 郡上」は、その取り組みの象徴的な拠点となっています。この締結延長をきっかけとし、これまでは従業員とその家族や地元住民の方々の協力で行ってきた森林保全活動に、一般の方も参加できるエコツーリズムの仕組みを構築する考えです。また、間伐材は2024年に名古屋市瑞穂区で着工予定の新社屋の内装材として活用する予定です。
ブラザーの森 郡上の紹介
白鳥町(エリア面積:約8ヘクタール)
スキー場跡地である白鳥町は、森林の復元を目標とした従業員参加の植樹ツアーなどの環境保全活動によって、希少種の生息など生き物の多様性を取り戻しつつあります。
美並町・八幡町(エリア面積:2カ所あわせて約20ヘクタール)
美並町にある郡上市保有のスギ林では、2008年から2016年まで間伐活動を行いました。今後も継続した活動を行いながら、森林保全活動を推進します。また、美並町で間伐したスギ材は、建設予定の新社屋の内装材やさまざまなアイテムなどに活用していきます。
この記事をSNSでシェア
関連トピックスRelated Topics