2025.5.15

第30回「ブラザーの森 郡上」植樹ツアーを開催しました

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ブラザーは2008年に、岐阜県および郡上市と、郡上市内のスキー場跡地など計3カ所を「ブラザーの森 郡上」とする協定を締結して以来、17年間にわたって森林の復元に取り組んできました。毎年、春と秋に行われる「植樹ツアー」には、ブラザーの従業員とその家族が参加し、苗木の植樹や、植樹した樹木の生長を促す活動を行っています。2023年には環境省から「自然共生サイト」に認定され、生態系保全への取り組みが高く評価されています。

2025年4月19日、記念すべき第30回目となる植樹ツアーを開催しました。今回のツアーには、ブラザーグループ従業員とその家族ら135人が参加し、春の森で活動を行いました。

今回は第30回を記念して、ブラザー工業社長の池田と、郡上市の山川市長による記念植樹が行われました。

ブラザー工業 池田社長

郡上市 山川市長

参加者は、4つのコースに分かれて活動。 「植樹」コースでは、郡上森林組合、白鳥林生会の皆さんとともに、カツラ、コナラ、ミズキ、ヤマハンノキを植樹しました。親子や同僚で協力し合って土を掘り起こし、苗を丁寧に植えた後、水やりをする姿が見られました。

植樹コース(1)

植樹コース(2)

「保育コース」では、除草班と苗起こし班に分かれて活動。除草班は、木の生育を妨げるツルや雑草を取り除き、苗起こし班は、雪などで倒れた木を起こす作業を行いました。

保育コース(1)

保育コース(2)

「調査」コースでは、名古屋大学の髙野 雅夫教授と学生の皆さんの指導のもと、過去に植樹した苗木の生育状況を計測しました。

調査コース(1)

調査コース(2)

「自然観察」コースでは、自然共生サイト認定の際にコンサルに関わった山口 勉さん、白鳥林生会の簑島源巳さん、名古屋工業大学の増田理子先生がガイドを担当。活動の冒頭で、山口さんからは「17年間の植樹活動により森林が形成され、生物多様性が豊かになってきている」というお話がありました。

参加者全員で、絶滅危惧種のギフチョウの幼虫の生育に必要な植物「カンアオイ」を探し、見つけた場所には目印の棒を立てて、生育地を可視化しました。 その他にも、白い花と垂れ下がった樹形が特徴の「タムシバ」という木や、シロモジ・クロモジという香りのよい木など、多くの植物を観察することができました。最後は、展望台で記念撮影を行いました。

カンアオイ

展望台での記念撮影

30回目となる今回は、新たに、切り絵を制作するワークショップを開催しました。こどもたちが、作成した切り絵フレームを春の森の風景にかざして写真を撮る姿があちこちで見られました。参加者からは、「良い思い出になった」「子どもと一緒に体験ができて、楽しかった」という嬉しい声が寄せられました。また、白鳥町二日町の桜並木沿いでウォーキングも行い、満開の桜を楽しみました。

切り絵体験ワークショップ

切り絵のフレームをかざして撮影する様子

白鳥町二日町の桜並木

今後も「ブラザーの森 郡上」では、生態系保全活動を推進し、持続可能な地域づくりに貢献していきます。今後も「ブラザーの森 郡上」では、生態系保全活動を推進し、持続可能な地域づくりに貢献していきます。

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