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トレーサビリティで廃棄を削減

産業用プリンター「コーディング・マーキング機器」の貢献

製品の品質を管理し、廃棄を減らして資源効率を高めることは、多くの企業にとって課題となっています。いつどこで作られたのかを遡り、逆にどこで販売もしくは廃棄されたのかを調べて、製品の流れを追跡することをトレーサビリティといいます。ブラザーは、グループ会社であるドミノプリンティングサイエンスの産業用プリンター「コーディング・マーキング機器」を通して、トレーサビリティを可能にすることで品質管理をサポートします。

関連するSDGs

コーディング・マーキング機器の役割

「コーディング」とは、一定の規則に沿った情報(コード)を持たせること。「マーキング」は印を付けることです。コーディング・マーキング機器は、食品の外箱の側面や底面に賞味期限や製造番号などを印刷し、製品に様々な情報を付与しています。

製造から消費までの食品廃棄(フードロス)を削減

賞味・消費期限の印字は、消費者にとっては期限内においしく食べる手助けとなり、小売業者にとっては期限内に売り切るため値下げをする目安になります。食品メーカーにとっては、万一製造ラインに問題が判明したとき、印字された製造年月日や製造工場などの情報を参照して、問題のある食品だけを特定し回収できます。コーディング・マーキングによるトレーサビリティは、食品の製造から消費までの全工程でフードロスの削減につながります。

工業部品でも廃棄を最小限に抑制

工業分野でもトレーサビリティは求められています。自動車部品、電子部品、建材などは、いつどこで作られたかを調べられる製造ロット番号や製造番号を、部品に直接印字しています。部品が製品や住宅に組み込まれた後でも、特定の製造工程に問題があったことが判明したとき、問題のある部品だけを特定し回収・交換でき、廃棄を最小限にとどめられます。

SDGs POINT

SDGs目標8「働きがいも経済成長も」には、持続可能な経済成長と働きがいのある人間らしい雇用を目指すなかで、“世界の消費と生産における資源効率を改善”させるターゲット(8.4)があります。またSDGs目標12「つくる責任つかう責任」には、持続可能な生産消費形態の確保を目指すなかで“小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ”、“生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる”ターゲット(12.3)があります。ブラザーグループであるドミノプリンティングサイエンスのコーディング・マーキング機器がトレーサビリティによって食品ロスや製品の廃棄を削減することで資源効率を改善し、SDGsの実現に寄与します。

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