2022.11.16

「ブラザーの森 郡上」で3年ぶりに植樹活動を実施しました

ブラザーは2008年、岐阜県および郡上市と、郡上市内のスキー場跡地など計3カ所を「ブラザーの森 郡上」とする協定を締結し、森林の復元を目指して地域社会とともに活動してきました。毎年春と秋に「植林ツアー」として行われる植樹活動には、ブラザーの従業員とその家族が参加。これまでにのべ2,200人以上で約6,500本の植樹を行い、多様性に富んだ豊かな森の回復に貢献してきました。



その植樹活動は、 24回目となった2019年10月以降、コロナ禍の中で開催を見合わせていましたが、2022年10月15日、3年ぶりに植林ツアーが開催され、従業員とその家族を含め78人が参加しました。

参加者は2台のバスに分乗して「ブラザーの森 郡上」に出発。現地で郡上市役所、郡上農林事務所、地元の森林ボランティア、名古屋大学の関係者と合流して、「植樹」「調査」「保育」の3チームに分かれて活動を開始しました。

「植樹」チームは今回、一度植樹をしたエリアに新たに継ぎ足して苗木を植える「補植」をしました。カツラ、ケヤキ、クリ、クヌギ、コナラ、エゴノキの6種類、計70本の苗木を家族や同僚と植える姿が見られました。

「調査」チームは、森づくりのコンサルティングを担う、名古屋大学大学院環境学研究科の学生と一緒に、木に付いたタグを手がかりに生育具合の把握を行いました。

「保育」チームは、過去に植樹した木の生長を促すため、木の周りの雑草を刈ったり、絡みついたつるを剥がし、肥料を蒔きました。

それぞれのチームの参加者からは、「子ども小学校の授業やテレビで見て理解するだけでなく、実際に手足を使って植樹することで、自然の大切さがわかったようです」や、「タグが付いた木を数本見つけられず、最後まで探し回ることになって、大変でした」、「木に絡まったつるを剥がすのが楽しく、息子と一緒に見つけては剥がしていました」、「このようなイベントでもないと植樹するとか、なかなか郡上にも来られないので、参加できて良かった」 などの声がありました。

秋の開催となった今回は、森にたくさんの栗が落ちており、活動の合間に子どもたちが拾う光景も見られました。また地元の方に野草を教えてもらった家族もいました。植林ツアーは森の回復に取り組む中で、自然とも触れあい、その豊かさ、大切さを感じたり、地域の方々とのふれ合いや観光を通して地域との関係を築くことのできる貴重なイベントになっています。

ブラザーはこれからも、郡上での植樹活動などを通じて、森林の回復と復元を実現することで豊かな生態系を取り戻し、生物多様性保全に貢献していきます。

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