植樹による森林の復元や保全を目指す
白鳥町の活動内容
白鳥町では、スキー場の跡地で植樹による森林の復元や生態系の回復を目指しています。ただ木を植えるだけではなく、順調に育つように世話をしたり、生育状況を調べて次の植樹に活かしたりと、「植樹・保育・調査」を継続的に行っているのが特徴です。
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植樹
そだてる
ミズナラ、ヤマハンノキ、ブナ、クリ、ウワミズザクラ、ケヤキ、カツラ等、地質・地形に合わせて苗木を植えています。生い茂る雑草に隠れたり、雪の重みで折れないように、ある程度背の高い苗を植えます。また、一度植樹をしたものの枯れてしまった場所には新たな苗木を植える「補植」も行っています。
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保育
まもる
生育に悪影響を与えるツルや雑草を取り除きます。苗木はゆっくりと生長しますが、より生長の早い雑草がその周りを囲んでしまうと、苗木に日が当たらずに枯れてしまいます。
また、ツルが苗木に絡みつくことで、変形し風や雪により折れやすくなる原因となるため、定期的に木の周りの雑草を取り除き、絡みついたツルを剥がす作業が重要になります。
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調査
しらべる
森づくりのコンサルティングを担う名古屋大学の先生や、学生らの指導のもと、植樹した苗1本1本に番号タグを取り付け、苗の太さと樹高を計測する追跡調査を行います。その生育具合から、そのエリアに最適な樹種の選定や植樹計画の検討を行います。