2026年、今年の干支はウマ。というわけで、新年最初の「Brother presents Music Earth」のテーマは、シマウマでスタートです。東山動植物園で飼育しているシマウマと、シマウマについての素朴な疑問を、東山動植物園 飼育第一グループの小關 潤奈(こせき ひろな)さんに伺いました。
チャプマンシマウマの「ピース」はツンデレ?
ピース(画像提供:名古屋市東山動植物園)
東山で飼育しているのは「ピース」という名前のチャップマンシマウマです。王子動物園生まれの14歳のオス。2012年5月に東山にやってきましたが、人懐っこいというのか動じない性格で、10人ほどの人が見学されていた時、かまってもらいたいのか寄ってきて、気がすむと、ふっと離れていきました(笑)。そんなさっぱりしたところがあります。シマウマには亜種が多いのですが、大きく3種類に分けられ、チャップマンシマウマは、サバンナシマウマの亜種になります。濃いシマ柄の間に、薄いシマ柄があって、その柄がひづめに向かって薄くなっているのが特徴です。実は「ウマ」より「ロバ」に近く、しっぽを見ていただくとわかります。ウマは根元から毛がふさふさしていますが、シマウマやロバは、しっぽの先にだけ毛があるのです。チャップマンシマウマは、野生ではオス1頭、メス数頭の群れで暮らしています。乾季には草を求め、結構な大移動をします。
素朴な疑問①シマウマの「しま」は縦ジマ?横ジマ?
ピース(画像提供:名古屋市東山動植物園)
シマウマは「横ジマ」です。背骨を中心に縦にして見ると、シマが縦か横かで決まるんです。そして「黒地」に「白いシマ」。地肌は黒で、そこに白いシマが入っています。逆だと思っている方が多いかもしれません。このシマ模様は、草むらに隠れ、敵から見つかりにくくする役割があると考えられています。一頭だと目立つかもしれませんが、群れで数頭が重なると、何頭いるか見分けがつかなくなって、狙いを定めにくくなるという感じでしょうか。最近の研究だと、シマ模様に防虫効果もあることがわかってきています。牛に縞模様を描いて実験したところ、虫よけになったというニュースが話題になりました。東山でも大きな草食獣のバイソンやサイなどは、ハエなどが寄ってくるイメージですが、シマウマのピースの周りには虫が少ない印象がありますね。
素朴な疑問②シマウマの鳴き声は??
小關 潤奈さん(画像提供:名古屋市東山動植物園)
シマウマは、よく「ワンワン」と鳴くといわれます。私自身はピースを担当してから半年経ちますが、まだ「ワンワン」は聴いたことがありません。テンションが高くなると、頭をふりながら「キュイッ」と鼻か喉を鳴らすような声を出すことはよくあります。先輩の飼育員のことが大好きで(笑)、その人が来た時、見学客が来た時、それに鼻の上を撫でられるとうれしくなって、鳴いたりします。うれしくて走り回る時もありますね。シマウマは時速60キロくらい出るといわれています。ピースは人が好きなので寄ってきてくれることが多いです。ぜひ近くで身体の模様などをじっくり観察してみてください。顔もかっこいいですよ(笑)
施設名:名古屋市東山動植物園
所在地:〒464-0804 愛知県名古屋市千種区東山元町3-70
電話:052-782-2111
公式サイト:www.higashiyama.city.nagoya.jp
Youtubeチャンネル:www.youtube.com/user/HigashiyamaPark
開園時間:9:00~16:50(入園は16:30まで)
休園日:月曜日(祝日の場合は直後の平日)、12/29~1/1
東山動植物園 飼育第一グループ 小關 潤奈さん
この取り組みのSDGsを知ろう
「すぐわかるSDGs」では、SDGsの17の目標をイラスト付きで分かりやすく解説しています。気になるゴールを押すと、目標の解説を1分程度で読むことができます。この記事に登場したSDGsを見てみましょう。
Brother presents Music Earth
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