2026.04.28
伝統野菜の普及に取り組む ~未来耕し隊~
「八事五寸にんじん」ってご存じでしょうか?
2026.04.28
愛知県の伝統野菜のひとつ。色が濃く、ずんぐりした見た目ですが、煮崩れしにくくて甘いのが特徴です。大正時代に名古屋市八事の農家が育てたものがルーツといわれています。今日は、そんな伝統野菜の普及に取り組む南山大学経営学部3年、「未来耕し隊」の3人に、スタジオにお越しいただきました。
「未来耕し隊」結成のきっかけ
左から、須崎 沙耶さん、岡 賢明さん、倉田 良矢さん
南山大学経営学部の川北ゼミのメンバーで、農業や食に関心のある岡 賢明さん、倉田 良矢さん、須崎 沙耶さんの3人が「未来耕し隊」を結成し、2025年4月から活動しています。伝統野菜の普及に取り組んでいる名古屋市農業センター delaファームと連携し、伝統野菜である八事五寸にんじんを種から育て収穫。日本の農業について学んだことを動画にまとめてInstagramやTikTokなどSNSで発信しています。メンバーの一人、倉田さんの祖父は米作り農家。後継者不足問題を実際に経験したことがきっかけで、大学生一人ひとりの目でその現実を確かめ、農業の魅力を発信することで、日本の農業に関心をもってくれる若者を増やせればと活動を始めたそうです。私たちが日常的に口にしているごはんや野菜は、決して「当たり前」に存在しているものじゃないんだと実感し、農家の方たちが強い思いを持って食を支えている姿を伝えていきたいと言っています。
若者だからできる、新時代の農業を
岡さんは、祖父母が農業に携わっており、その姿を見て「地道で大変そう」というイメージがあったそう。「未来耕し隊」の活動を通じて農業について学ぶうちに、日本の未来への危機感を感じて、少しでも自分が携われる手段を見つけたい、とポジティブにとらえるようになりました。今すぐには難しいかもしれないけれど、将来的にビジネスとして農業に携わってみたい。若者だからできる新時代の農業の在り方を模索していきたいと語ります。
須崎さんは、子どもの頃から農業が身近な存在だったという岡さんや倉田さんとは違い、野菜の収穫体験をしたことがあるくらいだったそうですが、活動を通じて「行動力が身についた」と言います。これまで企画も、頭の中で考えるだけで終わってしまっていたことが、実際に渥美半島まで農業を学びに行き、耕作放棄地を目の当たりにしたり、規格外野菜について知ったり…現場に行ったからこそ学べることも多く、自分の足で動き、自分の目で確かめることの大切さを実感したそうです。
名古屋市の農業センターでイベントを開催
活動の一環として、2026年1月24日(土)、25日(日)に名古屋市農業センターで「愛知の伝統野菜(八事五寸にんじん)アピールイベント」を開催します(イベントは終了しています)。当日は特設ブースを設置し、ミニゲームや未来耕し隊のこれまでの活動内容の発信を行います。ミニゲームは、未来耕し隊で育てた八事五寸にんじんを使ったスムージーの飲み比べクイズ「飲んで当てよう!ジュースの中身はなんだろな?」を企画。他にも、農業センター主催で、八事五寸にんじんの自慢大会や、有名講師による料理教室、座談会などが開催されます。伝統野菜に触れられて、子どもから大人までが楽しめる、魅力的なイベントです。ぜひ足を運んでほしいと意気込んでいます。未来耕し隊の活動はこのイベントが集大成になるそうですが、今後は学んでいる経営学を生かし、農業センターや伝統野菜のマーケティングやブランディングも行いたいとのこと。また、活動でつながった縁を後輩のゼミ生たちにつなげ、もっと関係者を増やしていきたい、最終的には農業が若者たちの将来のキャリア選択のひとつであることを広めていきたいと語ってくれました。
南山大学経営学部 川北ゼミ「未来耕し隊」 岡 賢明さん、倉田 良矢さん、須崎 沙耶さん
この取り組みのSDGsを知ろう
「すぐわかるSDGs」では、SDGsの17の目標をイラスト付きで分かりやすく解説しています。気になるゴールを押すと、目標の解説を1分程度で読むことができます。この記事に登場したSDGsを見てみましょう。
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