2026.05.19

パンダ ダンス エンターテインメント代表 笹野 直輝(なおき)さんと、副代表 笹野 澄美伶(すみれ)さんのSDGs

障がいのある子どもたちとダンスを

2026.05.19

今夜は、スタジオにパンダ ダンスエンターテインメント代表の笹野 直輝(なおき)さんと副代表の笹野 澄美伶(すみれ)さんにお越しいただいています。お二人は、障がいのある子どもたちがダンスに挑戦することで自己表現や自信を育む「場づくり」を行っていらっしゃいます。活動の内容やきっかけ、今後の展望などについてうかがいました。

ダンスと福祉を融合させたダンス教室

「パンダダンスエンターテインメント」は、ダウン症や発達障害、身体障碍、難病など障がいのある子どもや大人の方専門の「ダンスと福祉」を融合させた、ダンス教室です。現在教室に通っているメンバーは、半田市11人、知多市12人、東海市40人と、知多半島を中心に活動をしています。下は5歳から上は40代の方まで、年齢は幅広く、ひとクラス10人前後で、およそ1時間のレッスンを行っています。スタートしてまもなく2年になります。「パンダ」という名前は、覚えやすいこともありますが、パンダのもつ丸くてかわいくて優しいイメージ、そしてゆっくり自分のペースで生きている姿がぴったりだと考えてつけました。

ハンデがあっても習い事ができる場を

笹野 直輝さん(左)と笹野 澄美伶さん(右)

自らもASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如・多動症)という発達障害の当事者でもあるという澄美伶さん。数年前に保育士や幼稚園教諭の資格を取得し、保育園での担任業務や児童デイサービスでの勤務を経験しました。その中で、ハンデがある人や障がいがある人を支援したいという夢を強く持つようになったといいます。一方、直輝さんはもともと健常者向けのダンスのインストラクターでしたが、児童発達支援の施設で8年以上、障がいのある方たちへのダンス指導やダンスイベントの企画などにかかわりました。その中でダンスはもちろん、さまざまな習い事をしたくても、「障がいがある」ことを理由に断られるケースが多いことを知り、「これは僕しかできないな」とこのサークルを立ち上げたといいます。

ダンスを入り口に笑顔が増えていく

糖尿病で体重が100キロ以上あった子が、通い始めて数か月で10キロ近く落ちただけでなく、「身体を動かす習慣」ができたことで、生活のリズムが変わったんですね。他にもダウン症の子、発達障害の子、さまざまな障がいをもつお子さんがいますが、とにかく笑顔が増え、口数が増えたという子は多いです。入口はダンスかもしれませんが、上手になったり自信がついたりすることで、達成感が生まれるんですね。「世界が変わった」と言ってくださる方もいます。多動のお子さんだと、スタジオで「動く」機会を作ってあげることで、夜はゆっくり寝られるようになることも。障がいは一人ひとり違うので、けがをしないように念入りにストレッチと筋トレ、リハビリにもなるメニューも考えて行っています。また、学校や仕事に行くことは難しい子や大人の方でも、パンダには来られるという方もいます。そういう方にとっては、パンダがダンス目的というより、社会とつながるきっかけや社会参加の第一歩になっているんだと感じています。パンダに来ると安心する、自分でいられる、そんな場所になれていることが私たちにとっても何よりうれしいです。2月11日(2026年)に東海市横須賀の創造の杜交流館で発表会をします※ので、ぜひ見に来て下さい。みんなの笑顔に元気がもらえること間違いないです。これからも障がいの有無や年齢に関係なく「ここに来ていい」「そのままで大丈夫」という時間と場所をダンスを通じて地域の中に作っていきたいと思っています。

発表会は終了していますが、活動内容や今後の活動予定などについては下記のホームページでご覧いただけます。

取材先

パンダ ダンス エンターテインメント代表 笹野 直輝(なおき)さんと、副代表 笹野 澄美伶(すみれ)さん

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この取り組みのSDGsを知ろう

「すぐわかるSDGs」では、SDGsの17の目標をイラスト付きで分かりやすく解説しています。気になるゴールを押すと、目標の解説を1分程度で読むことができます。この記事に登場したSDGsを見てみましょう。

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