2026.11.06

東山動植物園 飼育第二グループ 原 真実さんのSDGs

コツメカワウソ

シリーズ:絶滅危惧種を考える

2026.11.06

番組では定期的に東山動植物園で飼育展示している動物にスポットをあて、絶滅危惧種について考えています。今夜は、愛らしいしぐさで人気のある「コツメカワウソ」。東山動植物園 飼育第二グループ 原 真実(まみ)さんにお話をうかがいました。

手先が器用なコツメカワウソ

マリアン(左)とエディ(右)(画像提供:東山動植物園)

コツメカワウソは、カワウソの中でも一番小さな種類になります。名前の通り、小さな爪が指にあるのが特徴です。東南アジアが主な生息地で、家族を中心とした群れで生活します。野生では魚や昆虫、甲殻類、貝類などを食べる、肉食が強めの雑食です。寿命は飼育下だと10~15年と言われています。甲高い声で「キュッ~、キュウ~」っと鳴きます。お腹すいたよ、ご飯ちょうだい、みたいな感じですかね(笑) かわいいです(番組では、原さんがスマホで録音した声を聞かせてもらいました)。手先がとても器用で、上手にモノをつかんだり、人の指もつかんだりするので、握手みたいな(笑)感じになるときもあります。「フィーダー」という筒の中にエサを隠したりするんですが、そういうときも上手に手を使ってとりだすことができます。

ペット目的の密猟で数が激減

原 真実さん(画像提供:東山動植物園)

コツメカワウソは、この30年で世界全体の個体数が30%減少したといわれています。原因としては、彼らの生息地(森や水辺)が減少していること。さらに大きな問題は、ペット目的での密猟、密輸がされていることです。現地での保護活動について詳しくは把握していませんが、日本の動物園で保護活動としてできることは、まず現状を知ってもらうこと。そして「かわいいから飼いたい」といった気持ちではなく、「野生の個体を守る」「生息地を守る」ことの意義を醸成することや、密輸を減らすことなどを啓発していくことが大切だと考えています。

東山のコツメカワウソはオランダ生まれの男の子

じゃれあう2頭(画像提供:東山動植物園)

東山動植物園の北園の自然動物館では、EDDY(エディ)とMARIANE(マリアン)という2頭の男の子のコツメカワウソを飼育しています。エディは2019年5月18日、マリアンは2019年5月17日、2頭ともオランダ生まれです。2頭を見分けるポイントは、マリアンのほうが目のふちに白い部分が多いということ。兄弟かどうかは、はっきりしませんが、顔がそっくりなので、目をじっくり見てみてください(笑)
2頭とも好奇心が旺盛で、人なつっこくて、「遊ぼ、遊ぼ」って感じで寄ってきます。2頭の仲はとてもよく、いつもじゃれあって遊んだり、一緒に泳いだりしています。観覧通路側は、ガラスをはさんですぐプールなので、大好物のワカサギなどをプールに投げ込むと水にもぐってそれを食べる様子がよくわかります。エサの時間は決まっていませんが、一日4回(午前2回、午後2回)に分けて与えているので、その時間であれば、結構間近で見ていただけるかと思います。

施設名:名古屋市東山動植物園
所在地:〒464-0804 愛知県名古屋市千種区東山元町3-70
電話:052-782-2111
公式サイト:www.higashiyama.city.nagoya.jp
Youtubeチャンネル:www.youtube.com/user/HigashiyamaPark
開園時間:9:00~16:50(入園は16:30まで)
休園日:月曜日(祝日の場合は直後の平日)、12/29~1/1

取材先

東山動植物園 飼育第二グループ 原 真実さん

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「すぐわかるSDGs」では、SDGsの17の目標をイラスト付きで分かりやすく解説しています。気になるゴールを押すと、目標の解説を1分程度で読むことができます。この記事に登場したSDGsを見てみましょう。

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