2023.07.25

名古屋市守山区社会福祉協議会 山田 理奈さん と
ボランティア連絡協議会会長 田代 京美さんのSDGs

MORIYAMAライ麦プロジェクト

2023.07.25

プラスチックごみの削減を目指して、紙や竹でつくったストローが登場しています。
名古屋市守山区では「MORIYAMAライ麦プロジェクト」と称し、住民たちでライ麦を育て、ストローの材料にしようという取り組みが数年前から行われています。
名古屋市守山区社会福祉協議会 山田 理奈さんと、プロジェクトメンバーの1人でボランティア連絡協議会の会長 田代 京美さんにスタジオにお越しいただき、活動の内容とひろがりについてうかがいました。

ライ麦でストローづくり

守山区は、自然と緑が豊かな地域です。コロナ禍で人と人とのつながりが薄くなる中、この自然を生かしていろんな世代の人が交流できる場をつくりたい、と考えたのがプロジェクトをたちあげたきっかけです。ライ麦のストローを作るまでには、①畑にライ麦の種を蒔いて育てる ②収穫をする ③収穫したライ麦を干す ④1~2週間たったら節を切り落としてストローにする ⑤煮沸消毒して乾燥させ製品として出荷する とさまざまな工程がありますが、好きな工程から誰でも参加できるようになっています。「ウチには庭があるからライ麦を育てられるよ」という方もいれば、「節を切るだけなら自分でもできそうかな」という方など、さまざまなプロセスにそれぞれのタイミングで参加していただいています。ライ麦のストローはプラスチックのストローと触感が似ていて、飲み口がすっきりしていますし、洗って繰り返し使えます。使っているうちに裂けてきますが、最終的には刻んで庭やプランターなどに撒いて肥料にすることができます。

ひろがる住民同士のつながり

(左)田代 京美さん (右)山田 理奈さん

中心になっているのは、守山区の住民。地元の学校や保育園、福祉団体、ボランティアグループなど、48の団体、個人にするとこれまで200人以上の方が協力してくださっています。「ライ麦オープンスペース」という地域のみなさんが自由に参加してもらえる場があるんですが、これまでボランティアで行っていた食事提供の活動と、プロジェクトの作業がリンクして交流がひろがっています。初めて参加した人同士でも、作業があるとライ麦の節を切りながら「これどうやったらいいの?」と自然に言葉を交わすきっかけになるんです。若い方から90歳近い方まで、輪はひろがっています。

障碍のある人たちの仕事確保にも

ストロースター

ストローにならない細すぎるライ麦も余すことなく利用しています。ライ麦の茎を使った北欧の工芸品「ヒンメリ」や「ストロースター」(幸せや豊穣を祈る飾り)をつくるボランティアを養成する講座も開催しています。ゆくゆくはこうしたボランティア講師の派遣もしていく計画です。また、ライ麦のストローは、商品としての販売を目指しています。ストローの製品化を障碍のある施設のみなさんの仕事として、収益につながるようにしていきたいとも考えています。

取材先

名古屋市守山区社会福祉協議会 山田 理奈さん と
ボランティア連絡協議会会長 田代 京美さん

facebook

この取り組みのSDGsを知ろう

「すぐわかるSDGs」では、SDGsの17の目標をイラスト付きで分かりやすく解説しています。気になるゴールを押すと、目標の解説を1分程度で読むことができます。この記事に登場したSDGsを見てみましょう。

Brother presents Music Earth

今、世界では温暖化、貧困、格差社会…様々な地球規模の課題があります。
これからの「地球」の為に、今、私たちにできる事は一体何なのでしょうか?

毎週月曜 19:30 -19:55
FM AICHIにて放送中