大きな災害が起きたとき、見落とされがちな赤ちゃんやこども、女性などの命を守るためにはどうしたらいいのか?以前に番組で取りあげた「こども女性ネット東海」主催の「こどもと女性目線の地域防災グランプリ」で、今年のグランプリを受賞したのが愛知県岡崎市で活動する「防災ファーストペンギン☆おかざき」です。代表の荒木 歩さんに、その活動について二週にわたり話をうかがいました。
※「こども女性ネット東海」については2026年3月9日の放送を参照ください。
きっかけは「女性防災リーダー養成講座」への参加
荒木 歩さん
2016年(熊本地震が起こった年)から「守ろう子どもと赤ちゃん」という団体を立ち上げ、地元の友人と一緒に防災活動を始めました。その中で「こども女性ネット東海」を知り「女性防災リーダー養成講座」を一期生として受講したことが今につながっています。この講座は一般的な防災の知識を学ぶものではなく、女性やこどもに特化し、こどもの権利を守ることや女性の視点で声を挙げることの重要性を学んで、とても衝撃をうけました。講座はグループワークも結構多かったんですが、後半になると地域ごとに行うことが増え、その時に「岡崎のメンバーってたくさんいるね。講座が終わってからも、もっとこういうことがやりたいね」という思いが共通であったことから、一期生5人で「防災ファーストペンギン☆おかざき」を立ち上げました。
それぞれの立場と視点、得意をいかして活動に広がり
私は普段、会社員として働いていますが、私の他には、実家がお寺なので災害時に何かやれることはないかという方、発達支援のNPOの代表として活動されていて、災害時に利用者さんたちが使っている施設を利用してもらうことはできないかと模索されている方など、立場はさまざま。さらに二期生、三期生になると看護師や子育て支援団体をされている方なども加わり、メンバーは多種多様です。立場や視点の多様性だけではなく、活動範囲も違いますし、普段携わっている人たちの層も違います。行政との関係が強い人もいれば地域連携に強い人もいる。子どもたちを巻き込むのがうまいメンバーもいます。多種多様だからこそ、それぞれができることを生かして活動の幅が広がるところが強みだなと感じています。
「任意の小規模避難所」の重要性と、開設を呼びかけ
今は「任意の小規模避難所」をもっと広げていきたいと活動をしています。「避難所」というと、体育館などの大規模な場所になり、不特定多数の人が集まることになりますよね。障がいをもっている人も、小さな赤ちゃんも、普段は一人暮らしをしているご年配の方も、みんなひとつの場所に集まるわけです。また、そこは寝泊りをするために作られている場所ではないので、すべての人が我慢をする、しなければいけない場所になってしまいます。それに対して、任意の小規模避難所とは、普段使っている場所、通っている場所がそのまま、その子や人の避難場所になれるようにというもの。例えば保育園が、普段利用している園児たちの避難場所になるというような。そうすれば「いつも行っている場所だから」という安心感があるのではないでしょうか。わたしたちはそういった場所を増やしていくために、まずは「任意の小規模避難所」という言葉を知ってもらうことから始めています。難しく考えずに、子ども食堂や公民館など「普段からつながっている人や場所でみんなで助け合えばいいよね」ということを啓発していけたらいいと思っています。2025年は14件、イベントに参加してプレゼンも行ってきました。キッズメンバーも企画に積極的に参加しているんですよ。
※次週は「防災ファーストペンギン☆おかざき」のキッズメンバーにもお話をうがかいます。
防災ファーストペンギン☆おかざき代表 荒木 歩さん
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「すぐわかるSDGs」では、SDGsの17の目標をイラスト付きで分かりやすく解説しています。気になるゴールを押すと、目標の解説を1分程度で読むことができます。この記事に登場したSDGsを見てみましょう。
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